フード('92) / 石のゲーム('65) / ワイズマンとのピクニック('68) / 肉片の恋('89) / フローラ('89) / アナザー・カインド・オブ・ラブ('88) / スターリン主義の死('90) / プラハからのものがたり('94)
ヤン・シュヴァンクマイエルはもっとマニアックかと思ってたら、ボクが知らんかっただけで、意外と20~30代にかけては知られているようでちょっとビックリ。『アリス』とか、人気があるみたい。どうもホラー映画の流れから、彼らに知られているようだが、シュヴァンクマイエルがホラーってのもちょと違う。売れ線のホラーなどとは全く異るシュールでしょ。ただ実物アニメなわけで、その素材に臓物などスプラッターとも思えるようなものを用いることが多くて、その気味悪さからホラーととらえたりするようだけれど、それはあくまでもシュールレアリズムのラインでとらえたい。
「フード」や「石のゲーム」などは非常にブラックな面白さで、風刺がすごく利いていて、チャップリンなどの「モダンタイムズ」などにも通じる。その一方で「スターリン主義の死」や「プラハからのものがたり」などは、東欧チェコの対ロシアに対する事情に疎いボクらにとってはかなりしんどい。とくに若い人たちはどうとらえてるのだろうか。
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Author:gallery maggot
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